「冬用布団の出番はいつから!?」寝具の種類と使用時期を紹介!

10月頃、冬が近づくにつれ肌寒さを感じるようになります。タオルケットや綿毛布など夏用の布団のままだと就寝中は体が冷えて、よく眠れなかったり風邪をひいたりする心配もありますよね。 いつから冬の布団に替えたらいいのでしょう。 この記事では、いつから冬用の布団を使えばいいのかをご紹介します。

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冬用布団にいつから衣替えするの?

夏が終わり、冬が近づく時期、夜寝ていると身体が冷えて目覚めた経験ありませんか? 

昼と夜の寒暖差が激しい季節の変わり目は体調を崩しやすいので要注意。

心地よい睡眠を得るためには、寝室の温度だけではなく布団の中の温度も気にかけておく必要があるのです。

布団と身体の間にできる空間の温度や湿度のことを、専門的には寝床内気象(シンショウナイキショウ)といい、もっとも理想的な寝床内気象は33+-1℃、湿度は50+-1%とされています。

春夏秋冬とおして快適に眠るためには、寝具でこまめに温度調節し、適切な寝床内気象を維持しましょう。

その人の体感温度や地域によっても違いますが、いつまで夏用布団がいいのか、いつから冬用布団を使うのかの目安にしてください。

寝室の温度25℃前後

綿毛布またはタオルケットを使用。

寝室の温度20℃前後

真綿掛け布団(1.0kg)程度の掛け布団を使用。

寝室の温度15℃前後

羽毛掛け布団(1.2~3kg入)程度の掛け布団を使用。

室温10℃前後

羽毛掛け布団(1.2~1.3kg入)に加え、ウールやカシミヤの毛布を使用。

寝室の温度5℃前後

敷き布団と羽毛掛け布団(1.2~1.3kg入)の間に真綿掛け布団を使用。

毎日温度計をチェックするのは面倒という人は、洋服の衣替えのように寝具を組み合わせるのがおすすめです。

たとえば10月や11月、温度が下がってくる時期に着用するカーディガンやトレンチコートは、真綿布団や肌掛け布団と考えられますよね。また厚手のコートが登場したら、羽毛掛け布団の出番です。

洋服を温度に合わせて調節するように、寝具も調節することで「寝冷えして体調を崩してしまった!」という失敗を減らしましょう。

冬、快適な眠りに欠かせない羽毛布団の選び方!

羽毛布団はいつから使い始めるのが良いでしょうか。

衣類の衣替えに例えると、ウールのコートやダウンジャケットを着始めた時期からが本格的な出番です。

羽毛布団は保温性が高いのに軽いのが特徴で、寒い冬を乗り切るためには1枚はもっておきたい寝具。ただし種類によって保温性や軽さが異なるのできちんと確認しておきましょう。

以下に羽毛布団の詰め物の種類や、選ぶときのポイントについてご紹介します。

まずはダウンの種類をチェック!

ダウンの種類には、ダック、グース、マザーグース、アイダーダックなどがあります。

①ダック(アヒルの羽毛)

グースに比べリーズナブルに購入できますが、ダウンボールといわれる羽毛の塊が小さいため、ボリュームのある布団では重たくなってしまいます。また雑食のアヒルの毛を使用しているので臭いが気になる人には、おすすめしません。

②グース(ガチョウの羽毛)

ダックと比べて保温性や軽さの面で優れているうえ、草食のガチョウの羽毛なので臭いも気になりません。ただしダックより高級品なのでコストがかかります。

③マザーグース(ガチョウの親鳥の羽毛)

手摘みで丁寧に採取される希少な羽毛で、とても軽いのにボリュームたっぷりなのが特徴。暖かい日は熱を逃がし寒い日は熱を蓄熱する特性があるので、常に快適な温度が保てます。

しかし高級品なので費用がかかります。

④アイダーダックダウン(北極圏に生息する野生の鳥の巣から採取される羽毛)

数百万円するものもあるほど超高級なので、コスト度外視で上質な眠りを体感したい人におすすめです。

ダウン率をチェックしましょう!

羽毛布団に表示されているダウン率とはダウンとフェザーの割合のこと。

羽毛布団にはダウンのほかにスモールフェザーがブレンドされています。

フェザーは、募金したときにもらえる芯のある羽根のような形状です。吸湿性に優れていますが保温性は低いので、ダウン率が50%以下のものは羽毛布団ではなく、羽布団に分類されます。

ダウンが多いほうが空気をたくさん蓄えられるため、暖かさを求めるならダウン率が高い布団を選びましょう。

またメーカーによってはフェザーではなく真綿などをブレンドした羽毛布団も販売されています。

布団メーカーの櫻道ふとん店の温泉羽毛掛布団は、遠赤外線効果のある温泉綿を羽毛にブレンド。羽毛がもつ保温性や吸湿性に特殊素材の温泉綿の保温効果がプラスされることで、身体をじっくり温めてくれます。真冬の寒さを乗り切るための強い味方となるでしょう。

気になる人は確認してみましょう。

櫻道ふとん店「温泉羽毛掛布団」

寒い真冬には布団プラス毛布

冬に入り10℃前後になるとセーターやカーディガンとコートやダウンを重ね着しますよね。布団も1枚プラスする時期です。羽毛掛け布団の下に毛布を追加すると寒い冬もしのげます。

毛布の種類もいくつかあるので、希望にマッチするものを見つけてください。

・綿毛布

コットンが素材の毛布なので肌の敏感な赤ちゃんでも安心。春や秋など季節の変わり目に使うことが多いですが、羽毛布団の上に掛ければ冬でも使用可能です。

・アクリル毛布

ウールによく似た合成繊維のアクリルでできた毛布です。肌触りがなめらかで気持ちいいのが特徴。ボリュームがあり保温力に優れています。

・ポリエステル毛布

綿の代わりとして衣類によく使われるポリエステルは、強くて縮みにくく使い勝手がいいのが特徴。軽いので真冬に布団と重ねて使用しても重さが気になりません。

・獣毛毛布

カシミヤ、ウール、キャメル、アルパカといった動物の毛を使用した毛布は吸湿性と保温性のバランスが優れていてボリューム感があります。動物によって性質や触り心地が違います。

毛布を選ぶときのポイントは軽さです。重いと身体が圧迫され血流が滞り体温が下がってしまいます。

また寝ている間ずっと肌に触れているものだから肌触りが良いことも大切です。

なめらかなアクリルやふかふかのウールなら、肌に触れてもストレスを感じにくいでしょう。

まとめ

この記事では「いつから冬の布団に衣替えするのか」の目安と、冬の寝具の選び方についてご紹介しました。

睡眠は健康に影響を与える大切なものです。

質のいい眠りのためには、季節に合った布団を選び、気温や洋服の衣替えに合わせて、こまめに調節することをおすすめします。