羽毛布団を使っていて寝汗がびっしょり!どうすれば改善できる?

寝汗をよくかく人は、布団の衛生状態が気になることが多いと思います。特に夏場は、朝起きたときに衣類が汗で濡れてしまっていることもあるでしょう。ここでは、寝汗が羽毛布団に与える影響と、寝汗の原因について解説していきます。

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羽毛布団に染み込んだ寝汗を放置するとどうなる?

寝汗をかいてしまっても、次の夜までにはたいてい乾いてしまいます。そのため、羽毛布団に汗が染みこんでも放置しがちです。しかし、寝汗がびっしょりと染みこんだ状態の羽毛布団を使い続けることは衛生上良くありません。

ダニの温床になる

布団にダニが湧くという話はよく耳にするでしょう。寝汗がたくさん染みこんでいなくても、多少のダニは住み着いています。ダニが全く住み着いていない布団はほとんどありません。

特に、寝汗がびっしょりと染みこんだ羽毛布団はダニの温床になってしまうことがよくあります。ダニは湿った場所が大好きで、寝汗が染みこんだ羽毛布団の中では、どんどん繁殖してしまうのです。敷きっぱなしにしておくと風通しも悪いので、ダニだらけになる可能性もあります。寝汗の多い人は、既に布団がダニの温床になっているかもしれません。

布団がダニの住みかになってしまうと、ぜんそくなどのアレルギーを引き起こしてしまうことも多く、健康に悪影響を与えてしまいます。

カビの原因になる

カビも湿った場所によく生えます。寝汗がびっしょりと染みこんだ羽毛布団は、ダニだけでなくカビも繁殖しているかもしれません。すのこベッドなどを使用していても、布団の内部に寝汗が染みこんでいるとカビが繁殖してしまうことがあるため十分な注意が必要です。

布団を敷きっぱなしにしている場合は、布団の下なども小まめに見ておきましょう。そして、小まめに天日干しをすることが大切です。布団乾燥機などを使用するのもいいでしょう。

もし布団がカビ臭くなってしまったら、買い換えをおすすめします。カビが生えている布団を使い続けると、健康を害してしまう可能性があるでしょう。新しい布団を買うなら、櫻道ふとん店がおすすめ。櫻道ふとん店の羽毛布団は、品質が高く快適に眠れると評判です。

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羽毛布団でびっしょり。寝汗の原因は?

ほとんどの人が、一晩でコップ1杯分以上の寝汗をかいています。そのくらいの寝汗をかくのは、ごく普通のことです。しかし、羽毛布団がびっしょりと濡れてしまうくらいの寝汗をかくのであれば、原因を探ってみる必要があります。

寝る前のアルコール

酷い寝汗で困っている人の中には、寝酒の習慣がある人も多いのではないでしょうか。体内でアルコールを分解する過程で、水が作られます。この水は尿や汗という形で、体外に排出する仕組みになっているため、寝る前にお酒を飲むと寝汗が増えてしまうことが多いです。

そのため、寝汗に悩んでいるのであれば寝酒は控えたほうがいいかもしれません。また、寝酒をするとトイレが近くなり、眠りも浅くなってしまうので、睡眠の質が下がってしまうでしょう。

寝る前に体を温めすぎている

寝汗は気温の高い夏場だけでなく、冬場にも増える人が多いです。冬場の寝汗に悩まされている人は、寝る前に体を温め過ぎている可能性があります。暖房を効かせすぎたり、熱すぎるお風呂に入ったりしていないでしょうか。

人間の体は、就寝中は普段よりも体温が下がる仕組みになっていますが、体温を下げるためには汗をかく必要があります。つまり体を温めた分だけ、寝汗の量も増えてしまうわけです。

女性ホルモンの乱れ

男性の場合には稀ですが、女性の場合は女性ホルモンの乱れが原因で寝汗が増えることも多いです。特に50歳前後の女性は、エストロゲンの分泌量が減少することで、さまざまな不調が起こります。寝汗が増えることもそのうちの1つです。

また、妊娠中や生理前後の女性は体温が高くなることがあります。そのため、就寝中に体温を下げる必要があり、大量の寝汗をかいてしまうことも多いです。

寝具の問題

体を温めるための寝具アイテムを多く使っている場合は、それが寝汗の原因になっている可能性もあります。羽毛布団を使っているのであれば、それだけでもかなり温かいです。羽毛布団に加えて、電気毛布や厚手のパジャマなども使っているのであれば、どれか1つ減らしてみましょう。上半身も下半身も完全防備のようにして温めていると、どうしても大量の寝汗をかいてしまいます。

温かい寝具アイテムを減らすと、最初は少し肌寒く感じられるかもしれませんが、すぐに慣れることが多いです。

病気が隠れていないかチェック

大量の寝汗をかき、上記のどの原因にも心当たりがなければ、病気の可能性も疑ってみましょう。そして、できるだけ早めに医療機関を受診することをおすすめします。もし病気でなかったとしても、そう診断されることで安心できるでしょう。

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羽毛布団を快適にする寝汗対策!

せっかく羽毛布団を使っていても、寝汗のせいで快適に眠れないのではもったいないですよね。寝汗対策を万全に行い、快適に眠れる環境を作りましょう。

布団カバーを変える

布団カバーの素材にこだわって選ぶ人はそう多くないでしょう。どちらかというと、柄や色などで選ぶ人が多いかもしれません。しかし、寝汗に悩む人であれば、布団カバーの素材選びが大事です。

もし、化学繊維の布団カバーを使用しているのであれば、天然繊維の布団カバーに替えてみましょう。

化学繊維は温かく感じますが、寝汗をあまり吸収しません。湿気が布団の中にこもってしまい、不快に感じてしまうでしょう。天然繊維の布団カバーなら、湿気も水分も吸収しやすいので、寝汗が多い人でも快適な環境で眠れます。

防水シーツやシートを敷く

通常のシーツを使用していると、大量の汗をかいたときに敷布団まで染みこんでしまう可能性があります。その影響で敷布団の品質が劣化したり、ダニやカビが繁殖する原因になることもあるでしょう。

そのため、寝汗防止の対策を講じてもなかなか収まらないのであれば、防水シーツなどを使用するのがおすすめです。防水シーツを使っていれば、大量の寝汗をかいてしまっても、敷布団を守れます。

生活習慣の見直し

寝汗を改善するには、生活習慣の見直しも大事です。お酒を多く飲んでいる人は、なるべく飲酒量を減らすように心がけましょう。アルコールの分解で生成される水分が減れば、自然と寝汗も抑えられるでしょう。日本酒であれば1日1合、ビールなら500ミリリットルくらいまでにしておくのが望ましいです。

また、リラックスした状態で眠ることも大切です。リラックスすることで、自律神経が整えられます。ホルモンバランスの乱れが原因で寒いのに寝汗をかいている人は、リラックスすることで改善することが多いです。

入浴時間を少し早い時間にずらすのもいいでしょう。入浴直後は体温がかなり高い状態になっています。入浴後すぐに床に就くと、高くなっている体温を下げるため、大量の寝汗をかいてしまうでしょう。入浴から床に就くまで3時間程度空ければ、就寝時には既に体温が元に戻っているので、寝汗も少なくて済みます。

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まとめ

大量の寝汗をかくせいで、せっかく良い羽毛布団を使っているのに快適な環境で眠れていない人は多いもの。そんな人は、寝汗の原因を突き止めて、それに合った改善を試みましょう。天然繊維の布団カバーや防水シーツなどを使って、寝汗をかいても大丈夫な環境を作ることも大事です。