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羽毛布団に穴が開く原因は?
羽毛布団をはじめとする布団に穴が開いてしまうことは、よくあることです。
綿布団の場合は針と糸で縫い合わせてしまえば簡単に修繕できるのですが、羽毛布団の場合は話が別。
羽毛布団は特殊な構造をしているため、安易に修復をすると、かえって穴を広げてしまうリスクがあります。
羽毛布団の構造や、穴が開く原因について解説していきましょう。
羽毛布団の構造
羽毛布団と綿布団などの他の布団との違いは、「ダンプルーフ加工」と呼ばれる特殊な加工を側生地に施しているところにあります。
水鳥から採取される羽毛は軽くて暖かいのが特徴ですが、一つ一つが細かく、通常の生地では織目を通り抜けて、外に飛び出してしまう危険性があります。もともと羽毛布団用は、細かい織目で織られた側生地にローラーをかけ、圧力と熱で隙間をつぶして、羽毛の飛び出しを防止しています。それでもわずかな隙間から羽毛が出てしまうことがあるのです。
これを防ぐために考案されたのが、ダンプルーフ加工です。
ダンプルーフ加工を施した側生地は空気だけを通し、破れにくいのが特徴。
ですが羽毛は細かいだけに、小さな穴があけばすぐに飛び出してしまいます。羽毛が飛び出すことで穴が広がって、あっという間に穴を大きく広げてしまいます。
こうなるとガムテープはもちろんのこと、一般的な縫い方では修繕できません。
羽毛布団の穴に気がついたら、早めの対処が必要です。
羽毛布団に穴が開く原因
羽毛布団に穴が開く原因には、大きく分けて2つがあります。
側生地の品質に問題があるか、使い方が間違っているかの2つです。
なかでも大きな割合を占めるのが、布団の使い方による原因。
こんな使い方をしてしまっていませんか?
・布団カバーをかけずに使っている
・カバーをかけずに羽毛布団を天日干しにしている
・布団に襟カバーを縫い付けた
・ほつれた部分を自分で縫った
・保管ケースのファスナー生地を引っ掛けるなど、乱暴に扱っている
このような方法では羽毛布団に穴が開くリスクが高く、せっかくお金を出して購入した布団が短期間しか使えなくなってしまいます。
羽毛布団に穴が開いたときの対処法
羽毛布団の中身の羽毛は、針の穴程度の小さな穴でも飛び出して、穴を広げてしまいます。
そのため基本的に自宅で縫って修繕はできないのですが、状況によっては、専用の修繕道具で何とかできるかもしれません。
羽毛布団に開いた穴を、自宅で修繕する方法をご紹介していきましょう。
あわてて対処を間違えないように、ご注意ください。
自宅で修繕できる穴かどうかの見分け方
羽毛布団の側生地は専門技術者の特殊な縫い方でないと縫えないため、一般的に家庭での修繕はできないとされています。
ですが、穴の大きさが5~8cm程度であれば、縫わなくてもなんとかなるかもしれません。
市販されている、羽毛布団専用の「補修布」を使いましょう。
補修布は「補修シート」とも呼ばれていますが、布団専門店やホームセンターなどで購入できます。
布団を購入するときに、メーカーや店がサービスで補修布をつけてくれることもあります。
どこに売っているのかあわてて探す前に、布団を購入した時のケースや保証書の中身を確認してみるといいでしょう。
ダイソーなどの100均ショップでも補修布が売っていますが、品質の面で信頼性が十分とはいえません。
「羽毛布団用」で市販されている補修布を選ぶことをおすすめします。
自宅で羽毛布団の穴を修繕する手順
補修布の使い方は商品によって違いますが、基本的にアイロンワッペンと同じ使い方をします。
羽毛布団に穴が開いた場合は、スピード勝負。
家庭で修繕ができる大きさであることが確認できたら、次の手順に従って修繕をしていきましょう。
1. 穴よりもひと回り大きいサイズに補修布を切る
接着部分を広めにすると安心です。大きめのサイズに切って使いましょう。
2. 穴の近くの羽毛を寄せて、平らにする
羽毛を平らにしてからアイロンを当てます。
色褪せなどの原因になりますから、必要のない側生地部分にアイロンを当てるのは避けましょう。
3. 補修布を穴にかぶせ、当て布をしてアイロンで接着する
補修布の上から当て布をかぶせ、10秒程度アイロンを当てます。
生地を傷めないためにも、アイロンの温度は140~160℃の中温を目安として下さい。
4. 羽毛を寄せて元に戻す
補修布がしっかりと側生地に接着しているか確認をしたら、寄せた羽毛を戻して、ふっくらと整えます。
羽毛布団に大きな穴が開いたら専門店で修繕を!
羽毛布団に開いた穴が小さい場合は家庭でも修繕ができますが、場合によっては小さな穴であっても、専門技術者による修繕をお願いしたほうが良いかもしれません。
こちらでは羽毛布団の穴の修繕を業者に依頼するメリットと、業者の選び方のポイントについて解説していきます。
修繕を業者に依頼するメリット
塞ぎきれない大きな穴だけでなく、羽毛布団に開いた穴が小さい場合でも、できるだけメーカーや布団店に修繕を依頼したほうが良いです。
羽毛布団は天然素材を中身に使っているので、綿などの布団に比べると高級品。
家庭で修理をするよりは専門業者にお願いしたほうが、ダメージを大きくすることなく、確実に修繕できて安心です。
補修布を使えば家庭で修繕できる程度の小さな穴でも、あちこちに頻繁に穴が開いてしまう場合は問題です。
もしかしたら、側生地全体の劣化が進んでいるのかもしれません。
専門業者であれば、個別の穴の修繕だけでなく、一旦布団を分解して側生地を新しくするといった布団リフォームも可能です。
穴が開くほど弱った生地が新しくよみがえりますし、羽毛の洗浄や継ぎ足しをしてもらえば、保温効果もアップしてより快適に眠ることができます。
新しい羽毛布団を購入するよりもお得ですし、良いものを長く愛用するためにも、専門業者による布団リフォームを検討するといいでしょう。
業者選びのポイント
ネットなどで探してみると、羽毛布団のリフォーム業者はいくつも見つかるのですが、おすすめなのは布団専門店です。
羽毛布団のクリーニングにあわせてリフォームも請け負うクリーニング店もありますが、専門業者がいるかなどの信頼性には不安が残ります。
羽毛布団の側生地は特殊な加工を施しているため、通常の縫い方しか知らないクリーニング業者に依頼すると、逆にダメージが大きくなってしまいます。
やっぱり信頼できるのは、羽毛布団を実際に作っている布団専門店。
羽毛布団の穴の修繕やリフォームを依頼する場合は、布団専門店へお願いしましょう。
中でもおすすめなのは、静岡県の布団専門店、櫻道ふとん店です。
「腰いい寝」という遠赤外線効果を利用した敷布団を作っていることでも有名な布団店ですが、高品質な羽毛布団の取り扱いにも定評のあるお店です。
専門技術を持つ布団職人が、大事な羽毛布団を丁寧に修繕してくれます。他店で購入した商品でも対応可能です。
申し込みをすると宅配で羽毛布団をリフォームに出すことができますので、全国どこに住んでいても修繕に出すことができます。
しかも布団の宅配送料はお店負担なので、安心ですね。
まとめ
羽毛布団に穴が開くと羽毛が飛び出してきて慌ててしまいます。羽毛布団は高価なだけに、穴が開くと「もう使えない!」とガッカリしてしまいがち。
しかし、羽毛布団は修繕ができます。
冷静に穴の大きさや状況をしっかり見極めて、スピーディーに対処をしましょう。
羽毛布団はきちんとお手入れをすれば長く愛用することができ、長い目でみればコストパフォーマンスは良好です。
普段から大事に使うだけでなく、修繕やリフォームについても前向きに検討して、長く愛用していきましょう。



