羽毛布団はどこで買うべき?競合とのスペック比較

羽毛布団を購入する際、どのお店を選べばよりよい布団を手に入れることができるのでしょうか。競合とのスペック比較を行い、どの会社の布団を選ぶべきなのか比べてみます。

この記事は約6分で読み終わります。

羽毛布団メーカー4社のスペックを比較

 

羽毛布団メーカー4社のスペックを表で比較していきます。

 

項目・メーカー名 櫻道ふとん店 ニトリ 東京西川 無印良品
側生地の素材 ポリエステル85%

綿15%など

ポリエステル85%、綿15%

ポリエステル100%

綿100% 綿60%、ポリエステル40%

綿63%、ポリエステル37%

キルティング構造 立体キルト

ツインキルト(デュアルキルト)

櫻道キルト

マウントフィットキルト

立体キルト

ユニステークキルト

ソリッドラインキルト

グランポリゴンキルト

スーパーソリッドフレームキルト

アイダーステークキルト

トライアングルキルト

立体キルト

サイズ シングル

ダブルなど

シングル

ダブルなど

シングル

ダブルなど

シングル

ダブルなど

重さ 1.5kg(シングル)など 1.1kg(シングル)など 1.2kg(シングル)など 1.2kg(シングル)など
産地 イングランド

ポーランド

中国など

ウクライナ

など

アイスランド海岸線

ポーランド

中国吉林省

ハンガリー

フランス

中国

保証期間 中羽毛10年

生地縫製5年

1年保証 なし なし

 

なぜ羽毛布団のスペックを見る必要がある?

 

羽毛布団を比較し選ぶ際に、羽毛の種類のみを参考に選択すると自分に合っていない羽毛布団を選んでしまうことにつながりかねません。というのも、羽毛の品質は同じ水鳥の種類でも飼育された環境によって変わる可能性があるため。

 

例えば、ダウンの中でも高級といわれているマザーグース。4~5年飼育された繁殖用の親鳥の羽毛で、ダウンの大きさが大きく保温性が高いといわれています。ですが、同じマザーグースでも、育った環境によって保温性にどうしても差が。

 

中国などの比較的暖かい地域で飼育されたマザーグースでは、寒さに耐える必要があまりないため保温性は低いです。寒冷地であるヨーロッパなどで飼育されたマザーグースは寒さに耐える必要があるため、保温性が高くなります。そのため、産地をしっかりと確認することが大切です。

 

側生地などの羽毛以外の要因も羽毛布団の選び方においてはとても重要。そのため、様々な要因を確認し羽毛布団を選ぶことが大切です。

 
下記のページでは、羽毛布団の主な作り方をご紹介しています。次の見出し以降の内容も理解しやすくなるかと思いますので、ご参考までにご確認下さい。

 

羽毛布団の作り方とその工程はこちらのページをご確認下さい。

側生地素材

側生地とは、羽毛を包み込んでいる布のこと。側生地の品質がよくなければ、いくら中の羽毛が高品質なものでも快適な眠りにつくことができません。

 

ありがちなのが、側生地がガサガサするということ。綿100%などの側生地ではそのようなことはありません。ですが、ポリエステル100%などの側生地の場合、側生地がガサガサするうえ通気性や透湿性もよくなく、羽毛布団全体の品質も落ちてしまいます。

 

側生地に向いているのは、綿などの通気性、透湿性がよいもの。いくら通気性がよくても中から羽毛が出てきてしまうような側生地では意味がありません。通気性、透湿性がよく、そのうえ羽毛が出てこないように高密度に織られているものがおすすめです。

 

サテンやツイルという文字を側生地ではよく見かけます。これらは、布の織り方。高密度に織られている織り方のため、側生地にとても適しています。超長綿などが使用されることも。

 

キルティング構造

 

羽毛布団の温かさに大きな影響を与えるのが、キルティング構造。羽毛布団は、布団自体がマス目状に区切られているキルト縫製がされています。

 

キルト縫製のマス目は、多ければ多いほど体にフィットするものです。ですが、あまりにもマス目が多すぎると1つずつのマス目の大きさが小さくなり、羽毛布団全体に入れることができる羽毛の量が少なくなります。

 

羽毛の量が減るということは、保温性も低くなるということ。そのため、体にフィットしつつ、羽毛の量も適度に入る絶妙なマス目選びがされている羽毛布団が温かいのです。

 

おすすめのマス目の数は、4×6か5×6のもの。よくあるマス目の数の4×6の場合、体の中央部分にちょうどマス目とマス目の間がくるため、体感保温性は少し下がります。ですが、5×6のマス目の場合は、体の中央部分が当たる場所に縫い目がきません。そのため、保温性がより高いキルティング構造といえます。

 

キルティング構造には、構造が平面になっているものと立体になっているものがあります。

 

平面の羽毛布団は、羽毛を入れたのちに、表と裏を縫い合わせただけのもの。マス目が平面になっているため、縫い目付近には羽毛がどうしても少なくなります。そのため、マス目とマス目の間はどうしても保温性が低くなってしまうのです。

 

立体の羽毛布団の場合、羽毛を入れたのちに表と裏を縫い合わせるものの、縫い合わせる際にマチを作り、マス目を箱のような形にするもの。縫い目付近にも羽毛が入り込むため、保温性がより高くなります。

 

サイズ

自分の寝心地に関わるのが、羽毛布団のサイズです。自分の身長に合わせたサイズの布団を選ぶことが重要。身長の高い人は特に大きめのものを選ぶとよいでしょう。

 

重さ

 

羽毛布団は軽くて温かいものがおすすめです。そのため、羽毛布団に実際に触った際に重いと感じたときは、実際の重さを確認してみましょう。

 

ダックダウンでシングルの場合、1.1~1.3kg程度が重さの目安。そのため、それよりも重い場合は、重い羽毛布団だと考えておきましょう。

 

産地

 

最も高品質の羽毛と呼ばれているのが、アイスランドかグリーンランド産のマザーグース。それらよりは品質が落ちるものの、寒冷地であるポーランド産のマザーグースも高品質といわれています。

 

グースよりもダックのほうが、保温性は低いといわれています。ですが、中国などで飼育されたグースよりもヨーロッパで飼育されたダックのほうが、保温性が高いといわれることも。

 

保証期間

 

保証期間があるものが少ない羽毛布団。ですが、保証期間が付いているものだと生地や縫製、羽毛に何かあった際に助かります。

 

気を付けて使っていたとしても、不具合が起こってしまう可能性はあるもの。保証期間が付いているとなお安心です。

 

まとめ

 

羽毛布団を選ぶ際、重視すべき点が6つほどありました。それらの点を比較し、どの羽毛布団を購入するのか考えてみましょう。

 

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