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冬の羽毛布団の選び方
肌寒い冬になってきたからこそ、羽毛布団の出番も増えてくるというものですよね。しかし、肝心の羽毛布団にはそれぞれ特徴があり、全てが同じ種類という訳ではありません。寒い冬を快適に過ごすためにも、暖かさを重視して羽毛布団を選ぶ必要があるでしょう。
ダウンとフェザーの違いを知ろう
大きく分けて、羽毛布団にはダウンとフェザーという2種類が存在します。ダウンとは水鳥の胸に生えているたんぽぽの綿毛のような毛の事で、1羽から5~10グラム程度しか採取出来ません。その一方で、フェザーは水鳥の羽根部分を指し、いわゆる”羽根”として芯を含んだ羽根のことを意味します。
安い羽毛布団はコスパ面からフェザーを利用しているものも多く、言い換えてしまえばダウンの方が高級の商品になっています。しかし、このダウンとフェザーの2つには大きな違いがあり、「柔軟さ・暖かさ・軽さ」の面ではダウンを使った羽毛布団が上回るでしょう。
そのため、冬の快適な眠りのためにはしっかりとダウンを使った羽毛布団を選択することが大切です。
羽毛重量と内容量の比率を確認
寒い冬を越すためにダウンの羽毛布団を買おうと思われた方もいらっしゃるかと思います。とはいえ、いくらダウンの比率が高い羽毛布団でも、布団の中に充填されている羽毛の量が少なければ熱が逃げてしまうのも事実です。
そのため、羽毛布団の選び方として、ダウンとフェザーの比率だけでなく羽毛の量にも気を配りましょう。羽毛布団のサイズにより羽毛自体の適正量も変わるため、以下をご参考ください。
羽毛の適性重量
シングル :約1.2〜1.3kg
セミダブル:約1.4〜1.5kg
ダブル :約1.6〜1.7kg
クイーン :約1.9〜2.1kg
信頼できるメーカーなのか
世の中にはさまざまな羽毛布団が存在します。そんな羽毛布団の中身を1度チェックしてから利用している方は少ないのではないでしょうか?
一般的な羽毛布団を購入する方の多くは中身をチェックすることが難しく、羽毛が適正量か重量で判断することしか出来ません。とはいえ、その肝心の中身を偽られていた場合は確認するすべが無く、開けて見てしまえば羽毛布団が使い物にならなくなってしまいます。
そのため、長年羽毛布団を取り扱っているメーカーかどうかが選び方として重要になってきます。長年商売が出来ているということは、それだけ顧客に愛されているということ。寒い冬のパートナーとして、多くの顧客に信頼されている証でもあります。
冬を越す羽毛布団の選び方として、信頼のおけるメーカーかどうかが1つの目安といえるでしょう。
羽毛布団だけでは寒いときにはどうする?
「手元にある羽毛布団だけでは寒い」とお悩みの方も多いかと思います。最近ではいろいろな工夫が存在しますが、一部で誤った情報が流れてしまっているのも事実です。どんな工夫方法があるのか正しい情報をご紹介します。
毛布は上に掛けない
「羽毛布団の上に毛布を掛けると暖かくなる」という情報を聞いたことはありませんか? 実際には、羽毛布団の上に毛布を掛けてしまうと毛布の重みで羽毛布団が崩れ、羽毛布団本来の暖かさがダウンしてしまうのです。
そのため、重い毛布を羽毛布団の上に掛けるのはあまりオススメできません。どうしても毛布を上に掛けたい場合には、カシミア製のような薄くて軽い、暖かい毛布を選ぶよう心掛けましょう。
羽毛布団の下に1枚入れる
1枚の毛布を羽毛布団の下にかけることで、寒い冬を快適に過ごすことが出来るようになります。この時、間違って羽毛布団の上に毛布を掛けないよう注意しましょう。最近では、毛布よりも薄くて小さい高機能のブランケットも販売されているため、チェックするのもオススメです。
毛布から逃げていく熱を羽毛布団がキャッチすることで、暖かい状態を維持することが出来ます。
布団カバーを変えてみよう
布団カバーによって、羽毛布団の暖かさはグンと変わります。夏用の布団カバーをそのまま冬に持ち越していると、真冬が近づくにつれ寒さに震えることになってしまうでしょう。そのため、季節にマッチした布団カバーを選ぶことが重要です。
冬のオススメはベロア地など、柔らかい肌触りながら保温効果も期待できる布団カバーを選びましょう。
冬の羽毛布団のおすすめは?
「これから寒い冬を快適に過ごすために、適切な羽毛布団を手に入れたい」という方も多いかと思います。そこで、冬の寒さをしのげるオススメの羽毛布団をピックアップしてみました。冬を暖かく過ごせる羽毛布団を手に入れて、快眠ライフを過ごしましょう。
櫻道ふとん 御殿場スペシャル羽毛布団
羽毛布団とひとえに言っても、使用している羽毛や仕立ての違いによって大きく違いが出てきます。櫻道ふとん 御殿場スペシャル羽毛布団はそんな仕立ての中でも特に熱が逃げにくいと言われている2層式の立体キルトになっているため、1枚で暖かい羽毛布団になっているのです。
また、羽毛の量を平均で200gほど余分に投入していることで、ふっくらとしたボリュームと暖かさを実現しています。1枚の羽毛布団で冬を暖かく過ごしたい方におすすめの一品です。
ニトリ かるふわ羽毛掛ふとん
この羽毛布団はおよそ80%ダウンで、ウクライナ産のダックダウンを使用しています。
従来の羽毛布団は重量がおよそ2kg前後と重みがあり、少し寝苦しいイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ニトリのかるふわ羽毛掛ふとんであれば従来品よりも40%軽い1,200gまで軽量化に成功しているため、そんな寝苦しさも解消することが出来るでしょう。
「重量が軽いということは、ダックダウンも少ないのでは?」という疑問も問題ありません。超軽量高密度生地という開発技術により、軽くて薄いのに高密度という仕立てになっています。高密度により羽毛布団の暖かさを逃さず、軽くて薄いため快眠できるというまさに寒い冬にオススメの羽毛布団です。
西川 ムアツ・羽毛布団2点セット
西川 ムアツ・羽毛布団2点セットは、適度な硬さを持った特殊ウレタンフォームになっています。敷布団やベッドが沈むことで姿勢が崩れ、腰が痛くなってしまったという方も多いのです。この羽毛布団であれば、独自の凸凹構造により理想的な寝姿勢を保てるため、結果として腰痛の解消効果も期待できます。
そのため、この羽毛布団は腰痛でお悩みの方にもオススメです。詰め物の割合はダウンが93%、フェザーが7%と、高級なダウンが大半を占めているため、寒い冬でも身体の熱を逃がさない羽毛布団だといえるでしょう。
まとめ
寒い冬を過ごす時、良きパートナーになるのが暖かい羽毛布団の存在です。そんな羽毛布団を選ぶ時にはダウンの比率と量をチェックしましょう。
より身体を暖められる羽毛布団の特徴は、ダウンの比率が高く、充填されている量が適切だということ。この2つのポイントに注視することで、寒い冬を快適に過ごせる羽毛布団を見つけられるといえます。
「今の羽毛布団で寒さを改善したい」という場合には、羽毛布団の下に1枚毛布を入れるポイントもお忘れなく。